ノダ アキヒコ   NODA AKIHIKO
  野田 顕彦
   所属   明治大学  商学部
   職種   専任教授
研究期間 2017/04~2020/03
研究課題 戦間期における商品取引所の価格形成機能と市場運営-堂島米市場文書による実証研究
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
科研費研究課題番号 17K03863
キーワード 大阪堂島米穀取引所, 時変計量経済モデル, 商品取引所, 日本経済史, 堂島米市場文書, 取引所経営, 計量ファイナンス, 情報効率性, 先物取引, 米穀政策
代表分担区分 研究分担者
代表者 前田 廉孝
概要 既往の近代日本経済史研究は商品取引所を近代的商品市場の中枢的な社会資本として重要視してきた。しかしながら,両大戦間期における政府の市場介入拡大が取引所の機能と経営に及ぼした影響は把握されてこなかった。そこで本研究は,戦前期日本最大の取引規模を誇った大阪堂島米穀取引所の事例に着目し,一次史料と時変計量経済モデルの併用で上記の影響を定量的に捕捉した。そして,本研究は商品取引所が果たした機能とその経営の不安定的な側面を実証的に示し,近代的商品市場成立後における市場の変容とその要因を解明した点に意義を有する。