イシマル ヨシロウ   ISHIMARU YOSHIRO
  石丸 喜朗
   所属   明治大学  農学部
   職種   専任教授
研究期間 2013/04~2016/03
研究課題 消化管における味覚関連遺伝子発現細胞の機能解析
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(B)
科研費研究課題番号 25292068
キーワード 代謝, 栄養素, 遺伝子破壊マウス, 消化管, 受容体
代表分担区分 研究代表者
代表者 石丸 喜朗
連携研究者 三坂 巧
概要 小腸上皮細胞の約0.4%を占める刷子細胞の分化機構と細胞機能は不明であった。本研究では、以前我々のグループが味蕾の甘味、苦味、うま味細胞への運命決定を司ることを報告した転写因子Skn-1aが、小腸刷子細胞の分化も制御していることを明らかにした。Skn-1欠損マウスは野生型マウスと比べて、摂餌量には差がなかったが、カテコールアミン分泌量の増大によって消費エネルギーが増加したために、低体重・低体脂肪を示した。以上より、腸脳軸を介した新しい生体恒常性維持機構の存在が示唆された。今後、これらの細胞に作用する食品由来因子を探すことによって、肥満や糖尿病の新たな治療法の開発に繋がることが期待される。