オカモト カズコ   OKAMOTO Kazuko
  岡本 和子
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03
形態種別 学術雑誌
標題 芸術的変換装置としての物語―C.ブレンターノの『平和人形の入った箱』
執筆形態 単著
掲載誌名 ドイツ文学(Band7/Heft2)(日本独文学会)
巻・号・頁 (138),204-217頁
概要 本論文は、後期ロマン主義の作家C.ブレンターノの作品を詩論として解読し、死の概念を核とするその詩論が、近代以降のドイツ文学においていかなる位置価をもつかを探る試みである。ブレンターノにおける人形の形象は、同時代にしばしば描かれた生命があるかのような人形とは違い、徹底して死体を意味するという点で、バロックや現代の作品における死の表象としての人形に親縁性をもっている。