オカモト カズコ   OKAMOTO Kazuko
  岡本 和子
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
発行・発表の年月 2008/03
形態種別 書籍掲載論文
標題 „Schwellenerfahrung. Die Darstellung des Schmerzes bei Walter Benjamin“
執筆形態 単著
掲載誌名 Kulturfaktor Schmerz
出版社・発行元 Königshausen & Neumann(ドイツ)
巻・号・頁 218-232頁
著者・共著者 Yoshihiko Hirano, Christine Ivanovićhほか全16名
概要 痛みの機能を「結びつけること」に見出すベンヤミンにおいて、痛みの経験とは、二つの異なる世界のあいだの敷居を越える経験を意味する。本論文は、ベンヤミンにおける痛みの根源を彼の言語理論のなかに跡づけ、近代人が痛みに対してとりうる態度としてベンヤミンが提示した「待つこと」は、他者に敷衍することのできない「わたし」の痛みの経験であることを明らかにした。