イマムラ テツヤ   IMAMURA TETSUYA
  今村 哲也
   所属   明治大学  情報コミュニケーション学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/12
形態種別 大学・研究所紀要
標題 特許法制度の発展と手続の合理化(二)―近代イギリス特許法の史的発展―
執筆形態 単著
掲載誌名 法研論集 早稲田大学大学院法学研究科
巻・号・頁 108,29-59頁
概要 本稿では、専売条例以後、19世紀における一連の特許法制度改革が実現する前までの、請願手続をはじめとした特許行政や枢密院の判断、裁判所における手続形式、議会の法律等から、当時の特許を巡る状況を多角的に分析したものである。特許権が、所有権類似の財産権として認識されるに至る過程においては、中世的な請願手続を基礎とした権利付与手続における請願者と国家の権利付与部門とのコミュニケーションが産業革命期を挟んで特に増加したことにより、中世的な恩恵付与手続に対する不都合性を認識を請願者に特許権が認識させたことが起因となっていることを明らかにした(29-59頁)。