ミウラ タロウ   MIURA Taro
  三浦 太郎
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/08
形態種別 書籍掲載論文
査読 査読あり
標題 図書館史における学説史研究試論:日本近代図書館黎明期の解釈をめぐって
執筆形態 単著
掲載誌名 川崎良孝・吉田右子編『現代の図書館・図書館思想の形成と展開』
掲載区分国内
出版社・発行元 京都図書館情報学研究会
巻・号・頁 209-225頁
概要 日本図書館史を学説史的見地から明らかにするという問題意識のもと、近代図書館成立の黎明期とされる明治期日本の公立図書館発展に関して、解釈の形成過程を考察している。戦前、竹林熊彦と小野則秋という2人の図書館史家によって個別史研究が進められ、学説の基礎が形づくられた後、戦後、石井敦によって社会・経済の発展状況に基づく歴史観に立つ構造的解釈が示されたことを述べた後、永末十四雄が地方の状況に着目しながら近代公立図書館登場の意義を社会科学的に考察することによって、現在の定説が形成された点を明らかにしている。