カタオカ ヒロト
Kataoka Hiroto
片岡 洋人 所属 明治大学専門職大学院 明治大学会計専門職研究科 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 先入先出法による累加法の検討 |
執筆形態 | 共著(筆頭者) |
掲載誌名 | 管理会計学 |
出版社・発行元 | 日本管理会計学会 |
巻・号・頁 | 23(1),3-19頁 |
著者・共著者 | 片岡洋人・平井裕久 |
概要 | 工程別総合原価計算の累加法において先入先出法(FIFO)を適用する場合,製造現場における原価管理活動をミスリードする可能性がある.なぜなら,FIFOによる累加法は,期首仕掛品から先に完成することを仮定した計算方法であるにもかかわらず,前工程の期首仕掛品原価が後工程の期末仕掛品原価に影響を及ぼす計算構造になっているためである.本稿では,FIFOによる累加法の計算構造をモデル化することにより,前工程の期首仕掛品原価が後工程の期末仕掛品原価の計算に及ぼす影響度f^<(j→j^^~)>を求める.その上で,FIFOによる累加法に内在する特性と問題点を明らかにするとともに,各工程の原価管理活動や様々な経営意思決定をミスリードする可能性について検討する.検討の結果,各現場担当者の物量感覚との間に乖離が生じる一因である影響度f^<(j→j^^~)>を測定し,各工程の管理者間で情報共有することが重要であることを示している. |
ISSN | 0918-7863 |