イトウ ナオキ   Ito Naoki
  伊藤 直樹
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/11
形態種別 大学・研究所紀要
標題 教職課程での教育に教育心理学をどのようにいかすか(その1)―人間の発達を捉える諸理論を中心に―
執筆形態 単著
掲載誌名 神奈川大学心理・教育研究論集
巻・号・頁 (34),69-80頁
概要 本稿では,主に乳児期の発達に関する古典的な理論を取り上げ,大学における教職課程の授業に生かすという観点から若干の考察を試みた。ポイントとして,種としての人間の特徴と人間固有の親子関係の形成,「生得的要因」と「環境的要因」の複雑な関係,特別支援教育をはじめひとりひとりの子どもの成長可能性についてとりあげた。古典的理論を現代の学校教育の文脈に結びつけて学習の機会とするのは,教職課程の教員の仕事である。そのことにより,役に立たないと思われがちな教育心理学を思考の材料として学生に提示するよう努力することが重要であることを指摘した。