ヤマザキ ケンジ   YAMAZAKI Kenji
  山﨑 健司
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2004/03
形態種別 大学・研究所紀要
標題 〈庭爾落〉考-「落」の語の表現性をとおして-
執筆形態 単著
掲載誌名 国文研究 (熊本県立大学)
巻・号・頁 (49),1-18頁
概要 萬葉集巻第十九の巻頭、家持が桃李を詠んだ2首のうち、李を詠む第二首(4140)の第三句「庭爾落」については、ニハニチルと訓み李の花が散っていると解するものと、ニハニフルと訓みはだれの雪が降り積もっていると解するものと、二通りの解釈が行われ、いまだに決着していない。本稿は、チルともフルとも訓みうる「落」の語について、花と結びつく場合と雪と結びつく場合のそれぞれを分析し「庭にフルはだれ」と訓むべきことを論じた。
ISSN 0914-8345