ミズタニ ナオコ   MIZUTANI NAOKO
  水谷 尚子
   所属   明治大学  商学部
   職種   専任准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/11
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 「中国正教会の歴史と現状-中国と香港の正教会とロシア、日本」
執筆形態 単著
掲載誌名 『社会システム研究』
掲載区分国内
出版社・発行元 立命館大学社会システム研究所
巻・号・頁 (37),97-125頁
著者・共著者 水谷尚子
概要 中国正教会の340年程の軌跡を紹介する。正教の中国定着は清の17世紀、ヤクサ戦役で捕らえられたロシア人の北京定住に始まる。20世紀になると、ロシア革命から逃れた白系ロシア人の中国定住で信徒数が増大し、全土で百を超える教会が建設された。しかし、中国共産党の政権奪取を機に、多くの白系ロシア人が国外脱出し、1960年代には中ソ関係悪化と文化大革命により、教会の破壊と神品信徒の迫害死が相次いだ。改革開放後、徐々に宗教活動が復活し、ソ連崩壊を機に母教会であるロシア正教と往来が復活した。現在、中国の少数民族ロシア族やアルバジン捕虜の末裔を中心に、信仰生活が維持されている。