スギタ マサヒコ   SUGITA Masahiko
  杉田 昌彦
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/07
形態種別 学術雑誌
標題 『源氏物語抜書』から『紫文要領』へ ―宣長の評論的『源氏物語』研究の形成過程―
執筆形態 単著
掲載誌名 『文学』2003年7・8月号 岩波書店
巻・号・頁 4(4),115-126頁
概要 本居宣長記念館蔵『源氏物語抜書』の、主に第二次ノートとして書かれた部分を詳細に検証し、それが『紫文要領』の「大意之事」へと結実した経緯を考察することにより、「物のあはれを知る」説を中核とする宣長の源氏論の具体的形成過程を明らかにした。結果、宣長は、『源氏物語』の本文に時間をかけて対峙し、「抜書」や「メモ書き」という形でそれを十分に咀嚼することにより、自らの物語論を産み出していたことが判明した。