オチアイ ヒロキ   Ochiai Hiroki
  落合 弘樹
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1995/03
形態種別 著書
標題 明治政府と華士族
執筆形態 単著
出版社・発行元 新曜社、西川長夫・松宮秀治編『幕末維新期の国民国家形成と文化変容』
巻・号・頁 143-166頁
概要 明治新政府は統治機構再編と身分制解体を最大の課題とし、華士族の特権は短期に解消されたが、国家形成での華士族の位置づけは大きな問題となる。そうした中で、民権政党主導の議会に対抗するため、旧支配層と政府首脳の結合による華族制度が構築されるが、西洋に比して人工的な貴族社会だった。なお、士族を准貴族する構想もあったが彼らの没落により放棄され、士族授産などの保護策も打ち切られる。しかし、日本における近代的職業の根幹は能力主義的に再編された士族出身者により形成されていく。