イケダ イサオ   Ikeda Isao
  池田 功
   所属   明治大学  政治経済学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03
形態種別 学術雑誌
標題 『あこがれ』における色彩語の考察
執筆形態 単著
掲載誌名 国際啄木学会研究年報
巻・号・頁 (12),1-11頁
概要 石川啄木の詩集『あこがれ』の色彩語を調査した結果、短歌、小説などには見られない黄金色系統(黄金、金、黄色)の色彩語と光の語が多く見られることを発見した。この色彩語や光の語は、命の隠喩や自らを神に近い存在とするような、神々しさや宗教的な雰囲気を醸し出す装置として使われるいた。このような黄金系統の色彩語や光の語の使用は、ほとんど初期だけに限られ、啄木が浪漫主義を脱してゆくことにより使われなくなってゆく。そういう意味で、啄木の初期の浪漫主義時代を象徴するものであったと結論した。
ISSN 1343-9715