ヤマシタ ヒロシ
Yamashita Hiroshi
山下 洋史 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | 児島湾の干拓と豊島の産業廃棄物に見る環境と経済のトレードオフ |
執筆形態 | 共著(筆頭者) |
掲載誌名 | 明大商学論叢 |
巻・号・頁 | 91(特別号2),1-12頁 |
著者・共著者 | 金子 勝一 |
概要 | 本研究では、まず環境の内部化と環境の外部化の概念を整理し、児島湾干拓の概要およびその際の環境と経済の間に生じるトレードオフの関係について考察する。次に、豊島と直島の事例比較により村山ら[1]の提示している「環境志向型行動の二面性」の概念を紹介し、本来は「環境志向型」の行動となるはずの「自然に手を加えない」という島民の意識が、実際には「環境放置型」の行動を生み出すとともに、それが「豊島問題」の一要因となっていることを示唆する。最後に、いずれも岡山近郊に位置する児島湾・豊島・直島の経済と環境を、戦前・戦後(環境問題が表面化するまで)・現在で比較することにより、「環境と経済の間のトレードオフに対していかに取り組むべきか?」について、いくつかのポイントを指摘する。こうした本研究の議論により、上記のトレードオフに挑戦するための一つの方向性を示唆 |