オオグス エイゾウ   Ogusu Eizo
  大楠 栄三
   所属   明治大学  法学部
   職種   専任教授
発表年月日 2014/10/23
発表テーマ Un personaje de Morriña de Emilia Pardo Bazán, ¿ficticio o real?
会議名 VIII Coloquio SLESXIX (Sociedad de Literatura Española del Siglo XIX)
主催者 Universitat de Barcelona
学会区分 国際学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 スペイン・バルセローナ
概要 パルド=バサン研究史上初めて,作者が『郷愁』Morriña(1889)を捧げた献辞の女性Carmen Almaric y Osorio de Espinosaの素性を明らかにした。その上で,この女性と小説で主要な役回りをする婦人Aurora Nogueira de Pardiñasが,亡夫の職業や職歴,その突然の病と死去,さらに息子が一人息子であり,その年齢や専攻した学部・大学,また家族が住んだマドリードの住所や家族の経済状況といった点で,まったく同一であることを当時の新聞・雑誌記事にもとづき示した。
 この発表によって,これまで単なる虚構の婦人とされてきた『郷愁』の主要作中人物が,歴史上の婦人の忠実な反映であることが明らかになり,本作品の解釈の根幹を揺るがす発見だと評された。