カトウ リユウタ
KATO RYUTA
加藤 竜太 所属 明治大学専門職大学院 明治大学ガバナンス研究科 職種 専任教授 |
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研究期間 | 1992~1994 |
研究課題 | 民間公益活動に対する税制の国民経済上の効果 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 総合研究(A) |
科研費研究課題番号 | 04306016 |
キーワード | 慈善活動, 優遇税制, 寄付金控除, 公益活動, 税制, チャーチ税, 公益事業, 寄付金税制, フィランソロピー, 公益法人, 社会的貢献 |
代表者 | 柴田 弘文 |
概要 | 民間公益活動に対する税制上の優遇措置の根拠は多くの国で次の様に認識されている。芸術、文化、科学研究において独創性と先進性を促進するには新たな価値を模索するよう既存のそれにとらわれず、多様な価値観によって助成対象が選択されなければならない。助成対象を狭く特定し、それらの活動だけを国家財政の全面的な支援の下に遂行させるのは適当ではない。多くの個人がそれぞれ望ましいと考える芸術、文化、科学活動を直接支援することによって、模索の幅を広げると共に選択の失敗により資金が浪費される危険を分散すべきである。一方、多くの人々に成果が及ぶ活動の費用は広く国民全体によって負担されるべきものである。公益活動への寄付金の税制上の優遇措置は、この両目的を同時に達成する一つの方法である。従って、その優遇対象寄付先を狭く限定するのは望ましくない。一方、あまりにも広くすると税を大多数の人々によって無益な活動に浪費させる危険を伴う。これらの点から税制によらず独乙のように教会に助成対象の選択をゆだねる方法、英国の採用するコベナント方式等は考慮に値する。 |