ナカガワ シュウイチ   Nakagawa Shuichi
  中川 秀一
   所属   明治大学  商学部
   職種   専任教授
研究期間 2018/04~2021/03
研究課題 集団的林野経営の地域的機能分析と地域振興政策への応用可能性に関する研究
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(B)
科研費研究課題番号 18H00775
キーワード 共有林, 林業経済学, 生産森林組合, 森林管理, 農村地理学, 山村, 林政学, 地域振興, 地域活動, コモンズ, 入会林野, 共有林野, 林業地理学, 法社会学, 森林資源利用
代表分担区分 研究代表者
代表者 中川 秀一
概要 4回の共同研究会を実施し、研究分担者間で議論を積み重ねた。第一回研究会は、8月30日に高崎経済大学で開催された東日本入会・山村研究会の際に開催した。中川が「田園回帰とコモンズ化からみた入会林野の位相」と題して基調講演を行ったあと、本研究課題についての進捗状況と分担内容、今年度の研究計画を確認した。第二回研究会は、11月16日に関西大学で打ちあわせを行った。第三回研究会は、12月7-8日に明治大学駿河台校舎で開催し、中川が研究報告を行ない、新潟県村上市(旧朝日村)高根生産森林組合における調査について打ち合わせをした。第四回は、12月21-23日に高根生産森林組合での資料収集活動を行った。第五回研究会は、2月に新潟県村上市で実施予定であったが、新型コロナウィルスのために取りやめになった。 一方、各自が研究分担にしたがって現地調査をが進めている。藤田は山梨、岡田は岩手を中心とする東北地方の山村で継続的に調査を行っている。中川は2016年度に現地調査を行ったスコットランドのインバネス周辺を再訪し、現況を確認した。西野は兵庫県の査を継続している。寺尾は新潟県村上市における共同研究全体で収集した資料を整理している。 災害のために中止になった学会や研究会もあり、成果は限られているが、昨年度中に収集した文献資料などを用いて中川は『経済地理学年報』特集号を責任編集し、巻頭に「『関係人口』と大学におけるフィールドワーク教育」を寄せた。また、東日本入会・山村研究会での基調報告の内容を「田園回帰とコモン化からみた入会林野の位相」として会報に発表した。さらにE-JournalGEO誌に共著で「フランス・ジュラ農村にみる移住者の増加と田園生活 ―フランシュ・コンテ地域圏,カンティニ村の事例―」を発表し、『人文地理』では、学会展望「村落」を担当した。そのほか各分担者の成果は別紙のとおりである。