タハラ カズクニ
TAHARA KAZUKUNI
田原 一邦 所属 明治大学 理工学部 職種 専任教授 |
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研究期間 | 2011~2012 |
研究課題 | カテコラート金属錯体を組み込んだ安定な芳香族ジカチオン種の生成と構造に関する研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 挑戦的萌芽研究 |
科研費研究課題番号 | 23655042 |
キーワード | ジカチオン, カテコラート白金錯体, カテコラート金属錯体, 金属錯体, カテコラート, 酸化還元特性, 酸化還元, 芳香族化合物, 芳香族性, 混合原子価, 酸化還元電位 |
代表分担区分 | 連携研究者 |
代表者 | 戸部 義人 |
連携研究者 | 田原 一邦 |
概要 | カテコラート金属錯体を組み込むことにより安定な芳香族カチオン種を生成することを目的として研究を行った。12パイ系のデヒドロベンゾ[12]アヌレン骨格をもつ白金錯体は非常に安定で、その二電子酸化で得られるジカチオン種も十分に安定であった。8パイ電子系のジベンゾシクロオクタテトラエン骨格をもつカテコラート白金錯体およびそのジカチオン種も同様に安定であった。このように、遷移金属カテコール錯体を用いることで、従来は生成が困難であった芳香族ジカチオン種が比較的容易に生成できることがわかった。しかし、4パイ系のビフェニレン白金錯体は取り扱いが困難であり、本法の適用限界があることがわかった。 |