サハラ テツヤ
Sahara Tetsuya
佐原 徹哉 所属 明治大学 政治経済学部 職種 専任教授 |
|
研究期間 | 2014/04~2018/03 |
研究課題 | 国際テロリズムと第一次世界大戦 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(C) |
科研費研究課題番号 | 26370876 |
キーワード | テロリズム, 第一次世界大戦, オスマン帝国, ブルガリア, ナショナリズム, バルカン半島, セルビア, 中東 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
代表者 | 佐原 徹哉 |
概要 | 本研究は政治目標を達成する手段として暴力を用いる秘密結社をテロ組織と位置づけ、こうした組織の国境を越えた活動によって既存の国際政治の秩序が崩れ、大規模な変動が生じるという仮説から、第一次世界大戦前夜の黒手組、IMRO、CUPエンヴェル派、ARFという4つのテロ組織の活動を分析した。四つの組織は何れも民族主義団体であり、相反する政治目標を持っていたが、テロの実行に際してしばしば協力していたことが判明し、そのノウハウを共有することで行動様式が類似するようになったことが確認された。四つの組織の活動の結果、地域の政治秩序が崩壊し、第一次世界大戦の引き金となった。 |