サハラ テツヤ   Sahara Tetsuya
  佐原 徹哉
   所属   明治大学  政治経済学部
   職種   専任教授
研究期間 2016/07~2020/03
研究課題 紛争の民衆的基盤と技術的基盤:原因論と解決・回避のための規範論
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(B)
科研費研究課題番号 16KT0040
キーワード 武器リテラシー, 刀狩り, テロリズム, 小火器管理, 平和主義運動, 近世百姓の鉄砲所持, 武器貿易条約, 紛争の民衆的基盤, 準軍事組織(パラミリタリー), 紛争の技術的基盤, 第一次世界大戦, 軍事的自立, 冷戦下軍事援助, ナショナリズム, 兵器, ナショナル・エアパワー, ジハード主義, 武器の利用可能性, 武器常習性, 武器への道徳的な問い, 武器管理, 自律型致死性兵器システム, 「刀狩り」の神話, 難民危機, 武器移転, 愛国心, サラフィ・ジハード主義, 準軍事紛争, パーリア・ウェポン, 反戦平和運動
代表分担区分 研究分担者
代表者 小野塚 知二
概要 基礎的な概念(「紛争の民衆的基盤」「紛争の技術的な基盤」「武器常習性」「武器リテラシー」「武器への道徳的な問い」等々)について、作業を進める上で必要な定義を施した。それらを踏まえて、紛争の民衆的と技術的基盤を踏まえた防止策を可能とする条件が、①社会的黙契としての武器リテラシーの有無および強度と、武器移転・武器調達の実効的な管理との相互依存関係のほかに、②武器に対して心理的・物理的に脆弱な人びとに対する適切な保護と、③「武器優位」を美的ではないとする規範が重要であることを解明した。こうした考察から、従来の紛争防止プログラムよりも実効性の高い紛争解決・防止の規範体系を提示するための条件を確定した。