シンミョウ リョウスケ
Sinmyo Ryosuke
新名 良介 所属 明治大学 理工学部 職種 専任准教授 |
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研究期間 | 2016/04~2020/03 |
研究課題 | 地球深部マントルの酸化還元状態とその進化の解明 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 若手研究(A) |
科研費研究課題番号 | 16H06023 |
キーワード | 地球・惑星内部構造, 高温高圧, 地球内部, 惑星起源・進化, 地殻・マントル物質, ダイヤモンドアンビルセル, 岩石・鉱物・鉱床学, 下部マントル, 酸化還元状態, 固体地球物理学 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
代表者 | 新名 良介 |
概要 | 平成29年度の成果を踏まえ、マントル物質の加熱に対応した改良内部抵抗加熱式ダイヤモンドアンビルセルの達成温度領域を引き上げ、さらにその発生温度場に関して性能を評価する。外核と接するマントル最下部は最大で3~4000ケルビンにも達する超高温領域であるため、少なくとも135万気圧2000ケルビンにおいてマントル物質を加熱することを目標とする。得られた温度場の均質性と安定性を評価し、回収した試料内部に化学的な不均質や予期せぬヒーター材の混入が生じていないかも確認する。その後、放射光施設におけるその場X線回折測定を推進し、マントル物質の高温高圧下における安定相結晶構造決定実験を実施し、より詳細な熱物性パラメータを決定することで本研究計画の大目標である「マントル深部酸化還元状態の解明」を推し進める。同時に、発生可能温度をさらに上げることを念頭に技術開発を続け、酸化還元状態を様々に変えた物質の融点や融解相関係を決定し、もう一つの目標である「マントル最深部における融解現象と酸化還元反応の解明」を推進する。 |