カマタ ケンジ
KAMATA KENJI
鎌田 健司 所属 明治大学 政治経済学部 職種 専任准教授 |
|
研究期間 | 2014/04~2017/03 |
研究課題 | 人口転換の現代的解析に基づく新たな人口潮流とライフコース変動に関する総合的研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(B) |
科研費研究課題番号 | 26285128 |
キーワード | 人口転換, 人口統計, 移動, 死亡, Demographic Transition, 出生 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 金子 隆一 |
概要 | 従来の人口転換理論では人口構造変化は考慮されないが、急速な転換に伴う急な構造変化は人口モメンタムの働きにより粗死亡率、粗出生率の変化に干渉して転換過程を独特なものとするため、構造変化は転換の本質的要素として理論に組み入れるべきことが示された。実証面ではたとえば日本では現在無子割合が(既婚でも)増加しており、晩婚化や未婚・離婚にともなう無子志向も増える傾向があり、無子・無孫社会に向かっていることがわかった。少子化の原因論と政策論の精査からは、特定政策による少子化「是正」は困難であり、ライフコースを視野に入れた総合的対応が必須であることが結論された。いずれも独創的知見であると思われる。 |