サハラ テツヤ   Sahara Tetsuya
  佐原 徹哉
   所属   明治大学  政治経済学部
   職種   専任教授
研究期間 2018/04~2021/03
研究課題 シリア内戦の比較研究―レバノン・旧ユーゴスラビアの内戦と戦後和解
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(B)
科研費研究課題番号 18H03440
キーワード ユーゴスラビア, 民族紛争, 比較, シリア, レバノン, 介入, 旧ユーゴスラビア, 民兵, イスラーム, 内戦, 宗派紛争
代表分担区分 研究分担者
代表者 黒木 英充
概要 シリア内戦の性格の考察に当たり、同様にオスマン帝国支配を経験し、複合的人口をもつレバノンと旧ユーゴスラビアでの内戦と比較した。共通・連関する問題として、戦下の国土のcantonizationと新たな経済システムの出現、内戦主体のコネクティビティと外部勢力の介入による代理戦争化、武器や民兵の相互移転、国内外への強制移住と帰還の困難さが(シリアに関しては将来的な)戦後和解を困難にしていること、などが挙げられる。内戦では非正規軍組織が軍事行動の中心となるが、3内戦に留まらず、イラク戦争やウクライナ戦争でも非正規軍が大きな位置を占めており、より広範な暴力拡散による「世界内戦化」の危険性も浮上している。