イシマル ヨシロウ
ISHIMARU YOSHIRO
石丸 喜朗 所属 明治大学 農学部 職種 専任教授 |
|
研究期間 | 2014/04~2016/03 |
研究課題 | 酸味・塩味受容機構の全容解明に向けた新規イオンチャネル型味覚受容体の探索 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 挑戦的萌芽研究 |
科研費研究課題番号 | 26660108 |
キーワード | イオンチャネル, 味覚受容体, 遺伝子発現解析, in situ hybridization法, RNA-Seq法 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
代表者 | 石丸 喜朗 |
概要 | RNA-Seq法と、味蕾を構成する味細胞種の割合が変化した転写因子Skn-1a(Pou2f3)欠損マウスを用いて、新規イオンチャネル型味覚受容体、特に高濃度の塩に対する塩味受容体の探索を行った。その結果、有郭乳頭と葉状乳頭の味蕾特異的に発現する遺伝子を同定した。HEK293T細胞を用いた電気生理学的解析から、この分子はクロライドチャネルであることが示された。欠損マウスは高濃度の塩溶液に対する舌咽神経応答と忌避のリック応答が減少していた。以上の結果から、この遺伝子は食品中に含まれるクロライドアニオンの検出に関与している可能性が示唆された。 |