サハラ テツヤ   Sahara Tetsuya
  佐原 徹哉
   所属   明治大学  政治経済学部
   職種   専任教授
研究期間 2024/04~2028/03
研究課題 長い20世紀のロシアと中東:抵抗者の視座から
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(B)
科研費研究課題番号 24K03156
キーワード 20世紀, ロシア, トランスナショナルヒストリー, 反帝国主義, 中東
代表分担区分 研究分担者
代表者 長縄 宣博
概要 本研究は、ロシアと中東の絡まり合いが20世紀をどのように形作ってきたのか、そしてそれがこんにちの世界の危機にどのようにつながっているのかを究明する。ロシアと中東を結ぶ視角として、帝国や国民国家の垂直方向の統治と抵抗する人々の水平方向のネットワークに着目し、抵抗者が数十年かけて根・地下茎を張り巡らせた後に、国家が特定の土壌と気候で発芽するような動態の繰り返しとして20世紀を捉える。本研究は、「長い20世紀」論を提唱するものであり、帝国主義が駆動するグローバリゼーションの始まる1870年代から、ウクライナ戦争でグローバルサウスが前景化する現在までを射程に収める。