ミウラ タロウ
MIURA Taro
三浦 太郎 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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研究期間 | 2002/04~2004/03 |
研究課題 | 戦後教育文化政策における図書館政策の位置づけに関する歴史的研究(研究代表者・根本彰)分担研究者 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究 (C) |
科研費研究課題番号 | 14510267 |
キーワード | 図書館史 |
科研費分類 | 図書館情報学、人文社会情報学 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 根本彰 |
概要 | 戦後の図書館政策はアメリカの強い影響のもとに始まった。それを明らかにするために、連合国軍総司令部CIE(民間情報教育局)の初代図書館担当官P.O.Keeneyの資料を現地に探り、その成果をもとにして、彼の図書館の国家計画が帰国後日本のものを元にして発展途上国全般に当てはまるようにさらにブラッシュアップされていたことを報告した。今回の研究では、日本に残された資料を丹念に調べ、いくつかの重要な資料の発見を行っている。一つは日本図書館学会事務局資料および同学会の元会長および元理事へのインタビューをもとにして同学会の初期の歴史を明らかにした。また、本研究室に残された資料および文部省の担当者の資料(国立教育政策研究所)をもとに学校図書館法の成立事情とその思想に関わる重要な資料を発見しこれを元にした論文を発表した。以上の、占領期の図書館史および図書館学史研究によって、これまで手薄だった部分について明確にすることができた。また、本研究室に残された一次資料についてはその目録を作成し報告書に掲載するとともにインターネット上に公開した、それ以外に、一次資料による歴史研究だけでなく、とくに日本の戦後図書館政策に関わりのあるいくつかの事象について取り上げて分析を行った。そのなかで1960年代に見られたイギリスの公立図書館政策の影響については現地調査を行うとともに、関係者の手記を探ってまとめて論文とした。 |