タカヤマ ユウジ
TAKAYAMA Yuji
髙山 裕二 所属 明治大学 政治経済学部 職種 専任教授 |
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研究期間 | 2021/04~2024/03 |
研究課題 | ボナパルティズムの再検討:民主的専制の形成過程とその対抗言説の思想的・実証的分析 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(C) |
科研費研究課題番号 | JP21K01335 |
キーワード | リベラル(自由主義), 第2帝政, ゴーリズム(ドゴール主義), ポピュリズム, サン=シモン主義, ルイ=ナポレオン, 第2帝政, デモクラシー, 第二帝政, 共和派(共和主義), 民主主義, ナポレオン3世, 独裁, 民主的専制, ボナパルティズム, リベラル連合, 専制 |
代表者 | 高山 裕二 |
概要 | 本研究では、19世紀フランスに生まれる「ボナパルティズム」を再検討することで、民主主義国家の政治(執行)権力が専制化する過程とその構造、およびそれに対抗する勢力の論理を、思想史的かつ実証的に解明する。第1に、執行権力の優位を確立し経済成長を押し進めたルイ=ナポレオンの思想と行動(ボナパルティズム)を検討し、民主的専制の形成過程とその構造を実証的に明らかにする。第2に、専制に対抗した共和派の思想に着目し、恣意的権力に対抗する言説を分析する。第3に、19世紀末の経済(金融)危機の前後で再登場するボナパルティズムとその変種(ブーランジスム)の反経済自由主義的かつ人種主義的な専制の特徴も明らかにする。 |