イシイ トモアキ
ISHII Tomoaki
石井 知章 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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研究期間 | 2015/04~2019/03 |
研究課題 | 中国における差別問題の「発見」と法的対応――社会実態、理論、制度、運用上の特徴 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(B) |
科研費研究課題番号 | 15H03285 |
キーワード | ジェンダー, 性指向, 人権, 戸口, 法による救済, 宗教, 疾病, 市民社会, LGBT, 障害者, 官製NGO, マイノリティ, 維権, 反差別法, 性別, NGO, 就業, 中国, 救済, 差別, 身障者, 法の下の平等 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 鈴木 賢 |
概要 | 差別問題を個人的な違いに帰結させるパラダイムが何を生み出すか、個人に権利を付与せず、救済のシステムを機能させないところでは何が起きるかを明らかにした点に意義がある。日本でも差別を個人責任のレベルに還元する傾向があり、公共的テーマとして把握する視点が弱い傾向があるが、これは中国においてより顕著であることがわかった。法的なルートを通じる具体的な救済を機能させるためには、以下のような基本的な社会的インフラが不可欠であるところ、中国ではいずれもそれを欠いていることが、法的救済の効果を限定的なものにしている。1被差別者とともに問題を告発する市民社会。2自由なメディア環境。3権力から独立し、公正な司法。 |