タケダ カズヒサ
TAKEDA KAZUHISA
武田 和久 所属 明治大学 政治経済学部 職種 専任准教授 |
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研究期間 | 2013/04~2016/03 |
研究課題 | 17-19世紀南米ラプラタ地域イエズス会布教区の住民名簿に関する歴史人類学的研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会科学研究費補助金 |
研究種目名 | 日本学術振興会科学研究費補助金若手研究B |
科研費研究課題番号 | 25871065 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | 16-18世紀のスペイン領南米では、王権主導のキリスト教布教が行われた。この過程で作成された記録の中で興味深いのが先住民名簿である。彼らの氏名、年齢、家族構成といったデータを分析することで、先住民の社会や文化の変容プロセスや、こうした変容の帰結が現代に生きるその子孫に与えている諸影響を解明できる。本研究では、南米ラプラタ地域(現在のパラグアイ南東部、アルゼンチン北東部、ブラジル南部、ウルグアイからなる領域)でイエズス会宣教師が17-18世紀に運営した総数30の布教区と呼ばれる居住地の住民名簿の分析を通じて、先住民社会、文化の変容の過程を、歴史人類学的な観点から分析する。この分析を通じて、およそ3世紀にわたり南米で実践されたキリスト教布教が先住民文化・社会に与えたインパクトを明らかにする。 |