ストウ イサオ
Suto Isao
須藤 功 所属 明治大学 政治経済学部 職種 専任教授 |
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研究期間 | 2020/04~2023/03 |
研究課題 | アメリカにおける「大きすぎて潰せない(TBTF)」政策の形成過程 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究種目名 | 基盤研究(C)(一般) |
科研費研究課題番号 | 20K01798 |
キーワード | 大きすぎて潰せない(TBTF)、コンチネンタル・イリノイ銀行、連邦預金保険公社(FDIC)、財務省・通貨監督官、連邦準備制度(FRB) |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | 2008年金融危機に直面してアメリカ金融政策当局はシステミック・リスクと認識し、大手金融機関の救済に迅速に舵を切った。それはいわゆ る「大きすぎて潰せない」(TBTF)政策によるもので、その事後処理戦略については、1930年代の大恐慌と比較して一定の評価がなされている。 このTBTF政策は、シカゴを拠点とする大手銀行のコンチネンタル・イリノイ銀行が1984年に経営破綻危機に直面した際、連邦預金保険公社が連邦準備制度や財務省と協調して救済したことに始まる。本研究は、金融機関の経営破綻と政策当局による救済過程の歴史的検証を手掛かりに、TBTF政策が登場し定着する社会経済的背景の解明を目指している。 |