ヤマグチ フジオ
Yamaguchi Fujio
山口 不二夫 所属 明治大学専門職大学院 明治大学グローバル・ビジネス研究科 職種 専任教授 |
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研究期間 | 2017/07~2020/03 |
研究課題 | 英東インド会社の没落とジャーディンマテソン商会勃興の会計史と財務分析からの研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究種目名 | 基盤研究C |
科研費研究課題番号 | 17K04075 |
キーワード | 東インド会社、ジャーディンマテソン商会、長寿企業 |
科研費分類 | 会計学 |
研究制度 | 科学研究費補助金 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
代表者 | 山口不二夫 |
連携研究者 | 山口由二 |
概要 | 19世紀初頭英東インド会社が衰退し、ジャーディンマテセン(JM)商会の勃興理由を経営分析で考察した。1800-14年までは営業収益営業利益率は平均15.9%、金利配当の支払いは7.3%。同時期のJM商会は前身のパートナーシップ会社で厳密な帳簿で公正な管理を行い、貿易コミッションと事業資金貸出金利が収入の中心で、次第に阿片などの取り扱いが増える。東インド会社が東西の主要路線でその支線として役割分担した。19世紀初頭の英東インド会社について英国庶民院の議事録の財務諸表で具体的な財務比率を算出し、安定的な配当、用船料の支払い、私貿易人の代理業務、高価な東方物産の(自社独占小売りでなく)卸売りなど、独占企業にしては利益率は低く、社会の公器の側面が強い。1815-1823年のインド独占貿易権を失いインド統治機関となり、植民地部門の赤字を独占中国貿易による民間部門で補填したことも明確になった。同時期のJM商会は前身のパートナーシップ会社で、厳密な帳簿で公正な管理を行い、収益構造を明らかにした。東インド会社が東西の主要路線、JMの前身会社がその支線、という役割分担を明らかにした。 |