サトウ バン   SATO BAN
  佐藤 伴
   所属   明治大学  農学部
   職種   助教
研究期間 2015/04~2017/03
研究課題 加齢に伴うコンドロイチン硫酸の減少による多核割球形成機構の解析
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 若手研究(B)
科研費研究課題番号 15K20170
キーワード 加齢胚, コンドロイチン硫酸, 着床前胚, 細胞質分裂, マウス着床前胚, 発生生物学, 卵割, 生殖医学, ライブイメージング, 不妊治療, 多核割球
代表者 佐藤 伴
概要 高齢の不妊患者の生殖補助医療後の胚では、多核割球が高頻度に形成され妊孕性低下の原因となっている。多核割球の形成機序を解明するために以下の二つの研究に着目した。①コンドロイチン硫酸(CS)鎖の欠損胚では多核割球が形成され、さらに生体内においても骨格筋の分化過程でCS鎖の減少が多核化・融合の過程に重要である。②加齢に伴うCS鎖の減少が、加齢疾患の原因となっている。本研究では、以上の二つの研究を基盤とし融合することで、加齢によるCS鎖の減少が多核割球形成の原因となっているという仮説を提唱し、検証した。その結果、CS鎖の減少は、細胞分裂の最終段階の不全を引き起こすことを明らかにした。