ノダ アキヒコ
NODA AKIHIKO
野田 顕彦 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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研究期間 | 2015/04~2018/03 |
研究課題 | 近代日本勢力圏下の市場統合と情報効率性の時変構造―内地・朝鮮米穀市場を中心に― |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(C) |
科研費研究課題番号 | 15K03542 |
キーワード | 大阪堂島米穀取引所, 東京米穀商品取引所, 外米代用受渡, 日本経済史, 政府介入, 米穀統制法, 先物取引, 米穀法, 裁量性, 朝鮮米, 計量ファイナンス, 市場効率性, 市場統合 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
代表者 | 野田 顕彦 |
連携研究者 | 井奥 成彦, 伊藤 幹夫 |
概要 | 本研究は,戦前期日本の米穀市場における情報効率性と統合速度の通時的な変動とその変動要因の解明を試みた.具体的には,東京・大阪の先物・現物月次価格を取得したうえで時変計量経済モデルによる計量分析を実施した.そして,第1に第1次大戦期まで情報効率性は台鮮米が受渡代用品に指定された時期に低下したこと,第2に1920年代以降の情報効率性は台鮮米が受渡代用品に指定された時期でも低下しなかったこと,第3に米穀法・米穀統制法が施行された両大戦間期に情報効率性は政府が有する政策的裁量性の縮小によって上昇したこと,第4に電報利用の拡大に牽引された市場統合速度の上昇は1910年代末まで継続したことを明らかにした. |