ツジ マサヒロ   Tsuji Masahiro
  辻 昌宏
   所属   明治大学  経営学部
   職種   専任教授
研究期間 2011/04~2014/03
研究課題 スペイン内戦は詩人の世界観、詩のイデオロギー表象、音韻構造の相関性をどう変えたか
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
キーワード 音韻構造、マクニース、オーデン、イデオロギー表象、モダニズム、韻律、押韻、リブレット
代表分担区分 研究代表者
代表者 辻 昌宏
連携研究者 道家英穂、高岸冬詩
概要 スペイン内戦を直接見聞することにより、詩人まくにーすの意識は揺すぶられ、それまで比較的中立であった態度から共和派へコミットするようになる。しかしながら、コミットを表明する仕方は、プロパガンダ的なものではなく、長詩『秋の日記』における音韻のシステム、とくに韻の踏み方およびスタンザの構成方法を徐々に変えていくことによってであった。その微細な変化のさせ方を解析し、独特のスタンザ構成法を明らかにした。一方、オーデンの場合には、スペイン内戦に関わった後に、日中戦争のさなか中国へ赴いたが、そこでは全く古典的なソネットを書いている。詩の韻律的構造が内面を保護してりう可能性を明らかにした。