コニシ トモヨ
KONISHI Tomoyo
小西 知世 所属 明治大学 法学部 職種 専任准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/08 |
形態種別 | 書籍掲載論文 |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「今日の救急医療をめぐる法的諸問題──搬送制度をめぐる問題を中心に──」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本救命医療学会(編)『日本救命医療学会雑誌』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本救命医療学会 |
巻・号・頁 | (23),31-35頁 |
総ページ数 | 5 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 小西知世 |
概要 | 本稿は,2008年9月の第23回日本救命医療学会での報告をまとめたものである。今日の救急医療に関する問題のなかから救急搬送の問題を中心に,法的視点なかんずく制度論的な観点から検討したものである。検討に際しては,厚生労働省・総務省消防庁などの公的機関が調査・公表した報告書等を主たる検討素材とした。検討の結果,①高齢救急患者の増加傾向,②急病患者の大幅な増加,③急病を起因とする高齢救急患者の搬送人数の増加,④必ずしも搬送を必要としない軽症事案や緊急度の低い事案の増加という現状が明らかになった。①③については,救急医療の観点からのみ対策を講じても解決困難な問題であることから,在宅医療のあり方とともに検討することが必要であり,②④については,このような変化に現在の救急搬送制度が必ずしも対応できていないため,選別搬送を適切に実施することを可能とすべく医師の指示が常に受けられるような体制づくりやプロトコールを策定することが重要である,との結論に至った。 |