クロサワ ムツミ   KUROSAWA Mutsumi
  黒澤 睦
   所属   明治大学  法学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/10
形態種別 書籍掲載論文
招待論文 招待あり
標題 告訴の受理義務と告訴不受理の場合の国家賠償責任――告訴の受理をめぐる犯罪被害者の利益は公益実現の反射的利益にとどまるのか
執筆形態 単著
掲載誌名 井田良=高橋則夫=只木誠=中空壽雅=山口厚編『川端博先生古稀記念論文集[下巻]』(成文堂)
出版社・発行元 成文堂
巻・号・頁 703-732頁
概要 告訴の受理によって受けるべき被害者の利益は公益実現の反射的利益にとどまるのかという問題意識から,告訴の受理義務と不受理の場合の国家賠償責任について検討した論文。一で,近時の警察実務の動向を概観した。二で,関連する判例・学説を概観した。三で,明治維新後の法制度における取扱いと,ドイツにおける議論・運用を確認した。四で,従来の反射的利益論を克服して国家賠償を認めるべきとの私見を提示した。
【目次】
はじめに
一 告訴の受理・不受理をめぐる警察実務の動向
二 告訴の受理義務と不受理の場合の国賠責任をめぐる判例・学説の概観
三 歴史的示唆と比較法的示唆――告訴の不受理は現代の日本のみの問題なのか
四 告訴の受理義務と不受理の場合の場合の国賠責任についての私見
むすびにかえて
【訂正・補遺】なし
ISBN 9784792351274