ニシモト コウジ
NISHIMOTO KOJI
西元 宏治 所属 明治大学 法学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/09 |
形態種別 | 書籍掲載論文 |
標題 | 紛争ダイヤモンド取引規制レジームの形成と展開 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 国際社会とソフトロー |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 有斐閣 |
巻・号・頁 | 137-148頁 |
総ページ数 | 305 |
著者・共著者 | 小寺 彰, 道垣内 正人, 齋藤 民徒, 豊田 哲也, 西本 健太郎, 奥脇 直也, 青木 節子, 中谷 和弘, 西元 宏治, 森下 哲朗, 西谷 祐子, 竹下 啓介, 横溝 大, 早川 吉尚 |
概要 | 「法制度化」に象徴される冷戦の崩壊とその後のグローバル化のもとで進行した国際関係における法と政治の相関関係の変化は、伝統的な国際法の主体である主権国家間関係の変化だけでなく、各地域・国内においても国家・市場・市民社会の相互関係の変化をもたらした。特に企業やNGOsなどの行為主体の越境的な活動の活発化によって、対テロ、不拡散、人権、環境などの諸問題に対して、国家のみならず企業や市民社会からの越境的な公的規制に対する直接的な要求を取り込んだ新たな規制が求められた。こうした新たな規制に対する要請は、複数の問題領域にまたがる既存の規範と新たな取り組みを調整する手段として、非伝統的な国際規範(ソフトロー)への関心を再起した。
本稿では、アフリカを中心に内戦等の資金源として利用される、いわゆる「紛争ダイヤモンド」の取引規制を目的とした「キンバリープロセス認証制度(KPCS)」を題材に、政府、国際機関、NGOs、企業等が関与する「複合的なグローバル・ガヴァナンス」の枠組みの形成と展開の分析を通じて、多様な行為主体の対抗・協働の中で、KPCSがどのように遵守を確保するメカニズムを機能させているのかを明らかにした。 |
NAID | BA87156217 |