ツジ ユウイチロウ
TSUJI YUICHIRO
辻 雄一郎 所属 明治大学 法学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/12 |
形態種別 | 書籍掲載論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 連邦主義と州際通商条項--少数者という視点から 孝忠延夫教授還暦記念論集 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関西大学出版会 |
総ページ数 | 999 |
担当範囲 | 連邦主義と州際通商条項-少数者の視点から141-215頁 |
著者・共著者 | 辻 雄一郎 |
概要 | 12.11印刷。12.18発行 全999頁。関西大学法学会。担当箇所105-142頁。
連邦憲法の州際通商条項と少数者に関する米国憲法をめぐる議論を検討する。米国では、司法、行政、立法について州政府と連邦政府の二つの統治構造が存在する。連邦主義とは、州政府と連邦政府の衝突と協働関係をいう。連邦主義には、連邦法優越の原則、州際通商条項、連邦行政権の範囲、最高法規性、州相互の判決執行などの争点が含まれている。米国憲法史上、連邦政府と州政府は連邦主義という争点について様々な機会に衝突し、連邦最高裁が一定の指針を示してきた。この連邦主義のうち、州際通商条項と少数者に争点を絞って考察する。連邦法は、複数の州にまたがる通商に全国ルールである。州はそれぞれの地域の事情に応じて地方ルールの州法を設定する。少数派は複数の州にまたがる場合、全体数では多数派になってもそれぞれの州では少数派になる。少数派は政治プロセスで敗退し、訴訟で救済を求めることになる。連邦最高裁の州際通商に対する態度の変遷から、少数者の憲法上の重要性を導きだす。 |
ISBN | 0437648 |
ISSN | 0437648X |