ミウラ タロウ
MIURA Taro
三浦 太郎 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/04 |
形態種別 | 書籍掲載論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 明治期から戦後占領期における日本の図書館員養成:講習・養成所・図書館学 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 相関図書館学方法論研究会編『公立図書館の思想・実践・歴史』(シリーズ<図書館・文化・社会>第6巻) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 松籟社 |
巻・号・頁 | 121-160頁 |
概要 | 戦前の図書館員養成は図書館事項講習会をはじめとした講習が主流であり、内容面では分類・目録など整理技術中心であった。図書館員教習所と図書館講習所は正規教育の枠外に、長期の講習として位置づけられた。和田万吉のように米国図書館学の移入を図る動きもあったが、制度的構築はなされなかった。戦後は講習の実施や図書館職員養成所の設立といった従来の延長上の動きのほかに、慶應義塾大学にライブラリースクールが創設され、図書館の社会的な側面や利用者サービスが強調された。いくつかの大学では図書館学講座が開始され、司書講習も広がりを見せた。整理技術だけでなく、利用者や多様な資料・サービスの視点が取り入れられた。しかし講習形式には限界もあり、大学における図書館学教育はその後の課題として残された。 |