イワサキ ヤスナガ
IWASAKI YASUNAGA
岩崎 泰永 所属 明治大学 農学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/12 |
形態種別 | その他 |
標題 | 閉鎖型温室・閉鎖型太陽光植物工場の可能性と課題 |
執筆形態 | その他 |
掲載誌名 | 農業および園芸 |
出版社・発行元 | 養賢堂 |
巻・号・頁 | 91(12),1204-1214頁 |
著者・共著者 | 古在 豊樹, 岩崎 泰永, 後藤 英司, 関山 哲雄, 丸尾 達, 中野 明正 |
概要 | 比較的高度な環境制御装置を備えた「閉鎖型温室(closed greenhouse,閉鎖グリーンハワス)」あるいは「閉鎖型太陽光植物工場(closed plant factory with solar light)」で商業的に大規模な生産販売を行なっている例は,筆者らの知る限り,2016年現在,世界のどこにも見あたらない。本稿では,この閉鎖型温室の開発と実用化を日本で試みることの意義と必要性および技術開発の課題などについて述べる。閉鎖型温室は,1990年代から2000年初めにかけて,オランダでかなりの研究開発がなされた。その特徴は1年サイクルの長期蓄放熱にある。すなわち,夏期は閉鎖型温室の余剰熱を地下の帯水層(Aquifier)に蓄熱し(温室冷房),冬期は暖房熱源としてその熱を取り出す(温室暖房)。実用規模の試験的トマト生産が行なわれ,20%の収量増と30%の暖房費節減がなされたが,運営コスト高や室内の多湿・乾燥による病気発生などにより,結局,普及に至っていないとされている。閉鎖型温室の研究は,同時期に,スウェーデン,ドイツ,トルコ,カナダ,フィンランドなどでも行われた。オランダなどでの閉鎖型温室プロジェクトに関する上述の総説などを踏まえて,本稿では,長期蓄熱に関しては検討課題としていない。閉鎖型温室に対する日本での関心は,要約すれば,(1) 温室構造の単純化と耐風性の向上,(2) 環境制御の高度化による収量・品質の向上および(3) 病虫害作業時間軽減に対する期待にある。一方で,多くの解決すべき問題点がある。それらの両面について本稿で述べる。 |
ISSN | 0369-5247 |
NAID | 40021015699 |
PermalinkURL | http://id.ndl.go.jp/bib/027761756 |
researchmap用URL | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010910321 |