スギタ マサヒコ
SUGITA Masahiko
杉田 昌彦 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 「物の哀をしる」ことの意義 ―『紫文要領』について― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『国語と国文学』 |
巻・号・頁 | 72(6),41-52頁 |
概要 | 宣長の「物のあはれを知る」説の本質を『紫文要領』本文から再検証した論文。結果、彼の物語論が、先行する寓言論や発憤説などの影響を受けながらも、物語に寓されるのは作者の思想などではなく生の感情であると看破し、創作者・享受者双方の心理機構を克明に解析することを通じ、物語というメディアを介した両者の感情の交流と浄化(カタルシス)に、「作り物語」の存在価値を求めたものであることなどを論証することができた。 |