コニシ トモヨ
KONISHI Tomoyo
小西 知世 所属 明治大学 法学部 職種 専任准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 書籍掲載論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「インフォームド・コンセント」 |
執筆形態 | 共著(筆頭者以外) |
掲載誌名 | 甲斐克則(編)『ブリッジブック医事法』(第2版) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 信山社 |
巻・号・頁 | 31-42頁 |
総ページ数 | 12 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 甲斐克則・柳井圭子・澁谷洋平・村山淳子・加藤摩耶・山口斉昭・日山恵美・増成直美・武藤眞朗・千葉華月・秋葉悦子・伊佐智子・永水裕子・山本龍彦・佐藤雄一郎・久藤克子・横藤田誠・長谷川義仁 |
概要 | 本稿は、医事法の初学者向け解説書(甲斐克則編『ブリッジブック医事法』)の一編であることから、インフォームド・コンセントの基礎的な理論を紹介しつつ主要な論点を整理するものである。本稿は、まず、インフォームド・コンセントは、今日、医事法学の基礎を形づくる最も重要な法理のひとつであるだけではなく社会一般的にも重要なキー・コンセプトとなっているために、様々な立場から様々な価値観を背景に語られ本来の姿がみえにくくなっているとの指摘をする。そこで、できるだけシンプルな場面を設定し、当該法理を理解するために必要な基礎的な理念や理論、内包する問題点などを関連づけながら解説を加え、今後検討すべき課題を提示している。論調の特徴としては、インフォームド・コンセント論が、近年、契約法領域で論じられている情報提供義務論や説明義務論に包摂されつつある動向を見据えつつ、インフォームド・コンセントはそれらとは異なる側面があることを示唆していること、そして、今一度、インフォームド・コンセント論の原点に立ち返って検討する必要性があることを指摘していることをあげることができる。 |