イシカワ ヒデシ
ISHIKAWA Hideshi
石川 日出志 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 縄文時代の終末 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 縄文時代の考古学 |
巻・号・頁 | 第1巻,98-106頁 |
概要 | 縄文時代の終末に関する研究史を整理し、現在の研究状況と今後の方向を提示した。縄文時代から弥生時代への移行に関する問題は、生業研究が最も重要で、近年は環境変動と生態史を視野に入れて植物利用の複合性を見定める方向にある。その際に、土器に付着した植物種子の探求は、新たな議論を開拓するであろう。また従来の縄文時代終末論は縄文側にのみ注目し、弥生時代開始の問題は弥生側から見るという分裂傾向があったのを改め、両時代の連続性を念頭においた議論が必要であることを説いた。特に、弥生早期段階の植物利用の実態解明こそが重要であることを述べた。 |