アベ ヨシロウ
ABE Yoshiro
阿部 芳郎 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 縄文時代における貝製腕輪の研究 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 人文科学研究所紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明治大学 |
巻・号・頁 | 83,74-114頁 |
概要 | 縄文時代後期に認められる貝輪着装数の多量化の背景を解明するために、千葉県古作貝塚の土器に内蔵された貝輪と福岡県山鹿貝塚の人骨着装貝輪の観察をおこない、貝輪の製作技術に検討を加え、さらに太平洋岸と日本海沿岸の4カ所の打ち上げ貝類の形態の比較をおこない、縄文時代貝輪の大半が厚手のベンケイガイを意図的に採取している事実を明らかにするとともに、山鹿貝塚の人骨着装貝輪のサイズ分布から個人に着装されたサイズの規格性を明らかにし、このデータを用いて古作貝塚の貝輪群が複数の着装者に帰属したことを指摘した。貝輪着装数の増加の背景には、女性の内部に特化した階層の出現を予測した。 |