イトウ ナオキ
Ito Naoki
伊藤 直樹 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/02 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 学生相談機関のイメージ及び周知度と来談意思の関係 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 心理学研究 |
巻・号・頁 | 76(6),540-546頁 |
著者・共著者 | 伊藤直樹 |
概要 | 本研究は大学生の学生相談機関イメージ及び周知度と来談意思の関係を明らかにするために,大学生421名を対象に質問紙調査を行ったものである。因子分析の結果,肯定的イメージとして“有益”,“危機支援”の2因子を,否定的イメージとして“不利益”,“不気味”の2因子,あわせて4因子が抽出された。性差について分析したところ,“危機支援”,“不利益”イメージで男子の得点が高く,周知度は女子の得点が高かった。学年差について分析したところ,1年生の周知度が低かったが,学生相談機関イメージには学年差は見られなかった。回帰分析の結果,性別・学年間で来談意思を予測する変数に差異が見られた。来談する学生を増やすためには,学生相談機関のスタッフは性別と学年の差異を把握した上で広報活動を行う必要があることが示唆された。 |