イノウエ マサト
INOUE Masato
井上 全人 所属 明治大学 理工学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 生物の発生過程を模倣した多様解導出のための形状生成方法 |
執筆形態 | 共著(筆頭者) |
掲載誌名 | デザイン学研究 |
巻・号・頁 | 48(3),39-48頁 |
著者・共著者 | 井上全人,松岡由幸 |
概要 | 従来の要素還元的手法を用いた設計方法は, 設計自由度が高く, 多様な解の候補を導出する必要性がある設計上流過程へ適用することが一般に難しいといわれている.本研究では, 設計におけるこのような問題点を改善しうる新たな工学的設計方法を構築すべく, その第一段階として, 初期形状を設定せずに多様な形状を生成する基本的な方法を構築した.本方法を構築するにあたり, 自己組織的な形状生成を可能とするセルラ・オートマトンを用いた.このとき, 生物の発生過程における誘導と頂部支配という特性を模倣し, 状態遷移関数への入力情報として用いた.本方法により, 単一要素から, 要素の発生ルールが記述されている一次元配列にしたがって要素発生をくり返し, 自己組織的な形状生成を可能にした.さらに, 形状生成空間を制限して本方法を適用し, 生成された形状の多様性を解析した.その結果, 様々な特徴を持った多様な形状の生成が確認され, 本方法の可能性を示した. |