アラカワ カオル
Arakawa Kaoru
荒川 薫 所属 明治大学 総合数理学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/10 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 拡張成分分離型非線形ディジタルフィルタとその顔画像美観化への応用 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本知能情報ファジィ学会誌 |
巻・号・頁 | 19(5),124-132頁 |
著者・共著者 | 荒川薫 |
概要 | 画像や音声のように突発的変化を有する信号にランダム雑音が重畳した場合、原信号波形をできるだけ忠実に復元する手法として、拡張成分分離型非線形ディジタルフィルタを提案する。このフィルタは、同目的で著者らが先に提案したε-フィルタ及び、成分分離型非線形ディジタルフィルタの拡張型に相当し、先のものより効果的な信号復元をおこなうことができるものである。特に、先のフィルタが階段状変化信号と連続的変化信号のどちらか一方にのみ有効であったのに対し、拡張成分分離型フィルタは両タイプの信号に対して同程度に良好な特性を実現することができる。さらに本稿では、この拡張成分分離型フィルタがニューラルネット構造を有することに着目し、この最適設計をバックプロパゲーションアルゴリズムに基づく手法で行う方式を提案する。計算機シミュレーションにおいて、階段状変化信号及び連続的変化信号に対し、提案法が従来法より出力誤差二乗平均が総合的に少なく、有効であることが定量的に示された。さらに本フィルタを顔画像美観化処理へ適用し、その有効性を示す。 |