タナカ ミツヒロ
Tanaka Mitsuhiro
田中 充洋 所属 明治大学 経営学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 大学柔道部新入部員の最初のトレーニングが心身のコンディションに及ぼす影響 |
執筆形態 | 共著(筆頭者以外) |
掲載誌名 | 体力科学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人 学会支援機構 日本体力医学会 |
巻・号・頁 | 60(6),773頁 |
著者・共著者 | ◎高橋一平, 徳安秀正, 田辺勝, 松田基子, 本田勝義, 松本秀彦, 黒岩純, 田中充洋, 上野裕一, 中路重之 |
概要 | 長期間トレーニングを行わなかった大学柔道部新入部員24名を対象として,練習前後の血液生化学データ,好中球機能すなわち活性酸素種 (ROS)産生能および貪食能,profile of mood state (POMS) における変化を測定した.練習後における血糖,総コレステロール,中性脂肪,ヘモグロビン,IgA,IgM,補体 (C3・C4) は練習前と比較して有意に減少したが,尿酸,筋逸脱酵素,好中球数は増加した.好中球機能では,練習前後で ROS産生能は変化せず,貪食能は有意に低下した.さらに,血糖の変化は抑うつ,疲労,TMD の変化と正相関を示し,クレアチンキナーゼの変化は混乱の変化と正相関を示しており,トレーニングは身体的疲労を惹起し,精神的疲労に良好な影響を与えていることが明らかとなった.さらに,本研究で観察された好中球機能の変化は,典型的な好中球機能の代償パターンとは一致せず,これは長期間のトレーニング未施行が原因であると考えられた. |