イシカワ ヒデシ
ISHIKAWA Hideshi
石川 日出志 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 北陸・南東北の変動期―弥生集落の成立状況― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 季刊東北学 |
巻・号・頁 | (第19号),74-86頁 |
概要 | 北陸から東北地方南部にかけての一帯に弥生時代集落がどのように登場するのか、相互にどのように関連するのかを論じた。北陸西部では縄文晩期からの在来集団が再編されることで新たに小規模な弥生集落が形成され、それが弥生中期前葉に規模を拡大して拠点集落となる。北陸東部では、北陸西部の系統を引く集落が拠点性をもって、中期中葉に突如、在来系集落とは別個に形成される。一方、北陸北部では縄文晩期末から弥生前・中期へと連続する集落が一般的であるらしく、拠点性も希薄である。東北南部では縄文晩期から弥生へと断続的に集落が継起し、拠点性は希薄である。こうして隣接地域ごとに相互に関係しあいながら、地域ごとに時期と状況を異にする形で弥生集落が形成される状況であることをのべた。 |