タケナカ カツヒサ
TAKEANAKA Katsuhisa
竹中 克久 所属 明治大学 情報コミュニケーション学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 組織におけるアーティファクトと組織美学の可能性――事物がシンボルとなるプロセスに着目して |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 社会学雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神戸大学社会学研究会 |
巻・号・頁 | 39,176-191頁 |
概要 | 本稿では、組織研究・組織文化論におけるアーティファクトに注目し、それらがシンボルとなるプロセスについて論じ、最終的には組織におけるアーティファクトやシンボルに着目する組織美学の可能性を探る。まず第1節では我々の日常生活に現に存在している多様なアーティファクトについて触れ、続く第二節では人間の有する技術や意味解釈といったものがアーティファクトをシンボルたらしめているという視点を示す。第三節では、組織文化研究という視座からホーソン実験・アイヒマン実験といった社会心理学の実験を再考し、第四節では組織文化研究におけるアーティファクトについてE.H.シャイン、M.J.ハッチ、P.ガリアルディらの理論を参照しながらその位置づけを明らかにする。第五節ではANT(アクター・ネットワーク・セオリー)の観点からアーティファクトと技術の関連性を明らかにする。第六節では本稿でえられた知見が組織美学にいかなる意味をもたらすのかについて述べる。 |